暴投してしまう 投球イップス

イップスとは

イップスとは、元々ゴルフの世界で生まれた言葉で、
「パターを外してしまった時に大きなショックを抱え、以後思うようなパッティングができなくなってしまう現象のこと」です。
ゴルフで元々使われてるイップスという言葉は次第に野球の世界でも使われるようになりました。

野球におけるイップス

野球においてイップスとは、腕が震えたり、硬直してしまいボールを思うように送球(プレー)できないことを指します。
ピッチャーが投球をした際に、守備についている選手が、打球をキャッチし、その後投げる時に思うような基本的な動作(送球・プレー)ができなくなってしまう症状があります。

イップスの根本的な原因

何故このような症状が出てしまうのか?

イップスの根本的な原因は精神的なものとされています。
イップスにおける研究は進んでいるものの、未だ明確な治療法は存在せず、精神的ショックが原因であるため、病気や怪我とも断定し難いものがあります。
プロ野球では、阪神タイガースに在籍している藤浪 晋太郎投手(2020年7月現在)を例にあげることが出来ます。
2017年の公式戦で、バッターの頭部付近にボールを投げてしまいました。
それにバッターが憤慨し、乱闘騒ぎにまで発展してしまった一件以降、藤浪 選手は思うような投球・守備ができず、数年の間、成績を著しく落としてしまいました。
乱闘まで発展したことや、プロとしての重圧が藤浪選手を更に追い込んだことはいうまでもありません。

誰でも起こりうるイップス

イップスはプロ野球選手に限った話ではありません。
イップスとは、精神的ショックによるトラウマが原因となるため、性格やシチュエーション次第では、高校生・ジュニア問わずイップスになる可能性は十分にあるのです。
イップスの事を少し理解して頂きましたでしょうか?
次回は、なかなか治らないと言われているイップス当院ではなぜ短期間良くなるのか!?をご説明していきたいと思います。

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