ケガから始まるイップス

イップスになるキッカケは様々です。今回はその症例の一つをご紹介します。

投球イップスの症例

大阪 岸和田市 高校2年生
ショート 右投げ

イップス発症までの経過

高校1年生の秋頃に、ヘッドスライディングで
右肩を亜脱臼し投げれなくなりました。
何とかそこから投げれるようになったのですが、

完全に回復しない状態で騙し騙し投げているうちイップスの様な症状が出始めてしまい、

高校2年生の頃には試合で何球も暴投してしまうまでになってしまいました。

なぜケガからイップスになるのか?

この様なパターンでのイップスは非常に多いです。

では、なぜ肩を脱臼して痛めてから、
投球イップスの症状が出始めたか?

ここを解説していきましょう!

↓↓↓↓↓↓↓

問題点①
まず、ヘッドスライディングで右肩を亜脱臼しその後投げれるようにはなっているが、
完全に肩の関節の可動域と筋肉、神経の働きが良くなっていない状態で練習をし続けてしまったせいで、来院時の肩の状態が悪く、左肩と比べると可動域の制限や痛みが出ていた点が要因の一つに挙げられます。
         
このような状態で練習をすると、肩が思うように動かなくなりますのでフォームが定まらなくなくなり、イップスの引き金になってしまうのです。

問題点②
投球フォームが定まらないから、普通に投げているつもりでもコントコールが悪くなり、自分の思う様に身体が動かなくなり、自分の頭で考えている動きと、身体の動きがチグハグになり、結果失敗が増え精神的にも焦りが出てくる。

これはイップスになる前の段階でみんなが通る道です。少なからずだれでも経験がある領域ですが、ここが長引くと発症に近づいていきます。

問題点③
失敗が増えると脳はそれ以上精神的なダメージを受けないようにします。その時に投球時に身体の機能を低下させて動きを悪くさせてしまい、イップスの症状が出始めるキッカケになってしまった。

このような状態で練習をしたことで、思うようにフォームが定まらなくなったということが一つ。

あこれはイップスになる前の段階でみんなが通る道です。少なからずだれでも経験がある領域ですが、ここが長引くと発症に近づいていきます。

これはなった人にしか分からないのですが、
極端な話が「右手首を前後に動かそうとしてるのに、前にしか動かない」みたいな感じです💦いうことを聞かない身体…

どうなってるんだろう…不安しかないですよね

この様な要因が重なり合う事で今回の投球イップスの症状が発症してしまいました。

次回は、この高校生の症状がどの様に改善していったかの説明をしていきたいと思います^ ^

では、また来週^ ^

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 が付いている欄は必須項目です

このサイトはスパムを低減するために Akismet を使っています。コメントデータの処理方法の詳細はこちらをご覧ください